熊本大学が半導体の“地場完結”に踏み出す
2025年、熊本大学は半導体人材育成の中核拠点化に向け、学部と大学院での新たな体制構築を発表した。それは、工学部に「半導体デバイス工学課程」、大学院に「半導体・情報数理専攻」を置き、そこで、材料・プ
TSMC、米国で4nm稼働開始 2nmは台湾に集中、二段構えの布陣へ
2025年、台湾の半導体戦略は「最先端ノードは台湾内で維持」「海外はN-1で展開」の2本柱が一段と明確になった。これと歩調を合わせ、TSMCは米アリゾナへの投資計画を総額1,650億ドルへ拡大し、フ
欧州が「半導体製造を取り戻す」本気度——5つの実証ラインが動き出す！
2025年10月13日、欧州委員会は、米国内での半導体製造を強化し、サプライチェーンを強靭化することを目的とした法律「Chips Act」にもとづくIPF（原材料の受け入れから最終製品の出荷まで、製
韓国33兆ウォンの産業支援は半導体に何をもたらすか？
2025年、韓国で半導体を巡る二つの動きが重なった。4月15日に韓国政府は、半導体産業支援が総額33兆ウォン（約230億ドル）への拡充を発表した。また、10月31日にNVIDIAは、次世代のAI向け
「SEMICON Japan 2025」開催間近！――EUパビリオンの進出が示す新たなサプライチェーンの糸口
2025年12月17日〜19日、東京ビッグサイトで開催される「SEMICON Japan 2025」は、年末の恒例イベントから、「AI×サステナビリティ×半導体」を掲げる戦略ショーケースへと性格を変
EU炭素規制が半導体調達を直撃——「CO₂コスト込みの購買」時代が始まる
EUは2025年9月、自国よりも炭素価格が低い国から輸入される鉄鋼、セメント、アルミニウムなどの特定の製品に対して、製品に組み込まれた温室効果ガスの排出量に応じて課金する制度である「炭素国境調整メカ
TSMCの“AI年”——記録益と2nm以降の量産リアリティ
2025年10月16日、TSMCは2025年7–9月期（第3四半期）決算で純利益452,300,000,000台湾ドルと過去最高を更新し、通期見通しを「USD建てで30％台半ば」の増収へ上方修正した
中国、NVIDIA離れの現実 ― AIチップ依存脱却の行方
2025年秋、中国は「米系AIチップ依存の縮小」を一段と明確化した。2025年7月31日のサイバー空間管理当局（CAC）によるNVIDIA召喚を起点に、9月には大手プラットフォーマーへの購買中止ガイ
【後編】挑戦が未来を磨く ― 技術者が語る、日本半導体の再生と次世代への継承
NANDが灯した再挑戦 ― 現場から見た半導体の再生取材・文：SEMICON.TODAY編集部■ プロフィール長谷川 功宏（はせがわ・のりひろ）氏1982年大阪大学工
【前編】挑戦が未来を磨く 技術者が語る、日本半導体の再生と次世代への継承
技術を社会につなぐ ― ジェイテックが描く次の産業構造取材・文：SEMICON.TODAY編集部■ プロフィール津村 尚史（つむら・たかし）氏1981年大阪大学工学部