台湾が挑む「脱 TSMC 依存」の構図 地場ファウンドリと中堅ファウンドリで産業構造を再構築

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グローバルな半導体需給の緊張が続く中、台湾政府は TSMC への過度な依存からの脱却を図るため、新たな一手を打ち始めた。2024年末に公布された「半導体 S‑TEAM 計画」の第 2 期は、これまでTSMC 主導で築かれてきた台湾の半導体産業構造を、より多様で幅の広い形へ転換しようとする動きを象徴するものである。
中でも注目されるのが、地方都市や中堅ファウンドリ企業、設計ハウスに対する支援強化。これまで表舞台に出ることの少なかった企業や地域が、新たな産業エコシステムの担い手として期待されているのだ。

本稿では、PSMC、UMC、VIS といった中堅ファウンドリ企業の動き、そして台中・台南など地方都市における人材・研究機関の拠点整備を中心に、台湾政府の戦略を読み解く。あわせて、日本の装置・材料ベンダーにとっての新たな連携チャンスについても考察する。

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