近年、半導体業界は、グローバルサプライチェーンの再構築と地政学リスクの高まりに直面している。この背景には、米中対立や台湾有事リスク、パンデミックによる物流混乱などがある。そしてこれにより、アジア一極集中の時代は終わりを告げつつあるのだ。
そんな中、世界有数の半導体パッケージング企業である米国に本社を置くAmkor Technologyが、ポルトガルのポルト市に大規模な新工場を建設し、欧州における製造能力の強化を加速させている。この動きは「欧州回帰(Reshoring to Europe)」と呼ばれ、欧州域内での半導体製造能力確保とサプライチェーン強靭化を目指す世界的な潮流の一部だとされている。
本稿では、Amkorのポルトガル新拠点の背景と狙い、そしてAmkorのこの動きは、日本企業にとってどのような戦略的示唆をもたらすのかを紐解いていく。
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