2018年4月12日、中国半導体産業協会と中国情報通信研究院の共催による「2018年中国半導体市場年次総会」が南京で開催されました。工業情報化部の羅文副部長が出席し、講演を行いました。
羅文副部長は、半導体産業は経済社会の発展を支え、国家の情報安全保障を担う戦略的、基盤的、かつ主導的な産業であると指摘しました。半導体産業の発展を加速させることは、新たな科学技術革命と産業革命の機会を捉え、新たな成長の原動力を育成するための戦略的選択であり、供給側構造改革の深化と質の高い経済発展の促進に向けた根本的な措置でもあります。
羅文副部長は、中国の半導体産業の飛躍的発展を促進するため、6つの提案を行いました。第一に、「国家集積回路産業発展推進要綱」の戦略的指針を最大限に活用し、資金調達システムの支援、産業構造転換の最適化、国際協力の深化といった課題に取り組むこと。第二に、産業のイノベーション能力の強化に注力します。集積回路製造イノベーションセンターの発展を加速し、先進的な製造プロセスとスマートセンサーなどの国家レベルのイノベーションセンターを設立し、地方政府による省レベルのイノベーションセンターの設立を支援し、各種リソースを調整し、集積回路コア技術の研究開発への投資を増やし、「核心火力計画」を組織・実施し、革新的な産業システムを構築します。第三に、産業供給システムの質の向上に注力します。重大プロジェクトの育成に注力し、CPUなどのマスマーケット向け戦略製品の優先承認を確保し、ロボットなどの重点分野での共同研究開発計画を実施し、いくつかの重点製品の開発を加速し、人工知能などのコアチップの主導権を握ります。第四に、国際的な産業協力をさらに深化させます。積極的に外資を誘致し、企業の国際協力の拡大と国際市場への進出を奨励します。第五に、集積回路産業基金第二期の設立を加速し、投資範囲と投資ガイドラインを明確にし、資本を橋渡しとして集積回路産業の協調的発展を促進し、産業の投資信頼を高めます。第六に、人材育成・確保を強化し、産学連携、大学と企業の連携を推進し、実践的なエンジニアリング人材の育成を強化します。
会議期間中、中国電子情報産業発展研究所、中国電子情報産業グループ、南京江北新区、東南大学の共同支援により、「南京集積回路イノベーションセンター」の開設式が開催されました。藍少民南京市長と周子学中国半導体産業協会会長が会議に出席し、挨拶を行いました。政府機関、工業団地、協会、企業、研究機関、大学などから1,000人を超える代表者が参加しました。
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