この記事のポイント
- SKハイニックスが、第6世代10nmクラス(1c)プロセス技術を基盤とした16Gb LPDDR6 DRAMの開発に成功しました。
- 従来規格のLPDDR5Xと比較して、データ処理速度が33%向上し、消費電力は20%削減されています。
- オンデバイスAIアプリケーションに最適化されており、スマートフォンなどのモバイル機器でのAI機能の高度化を支援します。
- 2024年後半からの量産開始を目指し、AIメモリソリューションのラインナップを拡充します。
SKハイニックス、次世代LPDDR6 DRAMを開発
SKハイニックスは3月10日、第6世代10nmクラス(1c)プロセス技術を基盤とした16Gb LPDDR6 DRAMの開発に成功したと発表しました。
LPDDR(Low Power Double Data Rate)は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器向けに開発された、低電圧動作で消費電力を最小限に抑えるDRAM規格です。LPDDR1から始まり、LPDDR2、3、4、4X、5、5Xを経て、今回LPDDR6が登場しました。
同社は、今年1月にCESでこの製品を発表した後、この度、世界で初めて1c LPDDR6の開発完了と検証を終えました。SKハイニックスは、年内前半に量産準備を完了させ、後半には製品供給を開始し、AIアプリケーションに最適化された従来のDRAMラインナップをさらに拡充していく計画です。
オンデバイスAIの性能を大幅に向上
1c LPDDR6は、主にオンデバイスAI2を搭載したスマートフォンやタブレットなどのモバイル製品に利用されます。
2オンデバイスAI:物理的に分離されたサーバーを介さず、デバイス自体でAI機能を実装する技術。スマートデバイスが直接情報を収集・演算することで、AIパフォーマンスの迅速な応答と、パーソナライズされたAIサービスの向上を約束します。
オンデバイスAIの実装を最適化するために、既存のLPDDR5X製品と比較して、データ処理速度と電力効率が改善されています。この製品のデータ処理速度は、帯域幅の拡大と単位時間あたりのデータ伝送量の増加により、前世代比で33%向上しました。ベース動作速度は10.7Gbps(10.7ギガビット/秒)を超え、既存製品の最大速度を上回っています。
また、サブチャネル構造3とDVFS3技術の適用により、消費電力を前世代製品比で20%以上削減しています。
3サブチャネル構造・DVFS(Dynamic Voltage and Frequency Scaling):サブチャネル構造は、必要なデータパスのみを選択的に動作させます。DVFS技術は、チップの動作条件に応じて電圧と周波数を調整することで、消費電力とパフォーマンスを最適化する電力管理技術です。高スペックなゲームなどの要求の高い環境では、DVFSレベルを上げて最大帯域幅パフォーマンスを発揮し、通常の利用時には周波数と電圧をスケールダウンして消費電力を削減するといった、モバイル環境に応じた周波数と電圧の調整が可能です。
消費者のメリットと今後の展望
これらの進化により、SKハイニックスは、消費者がより長いバッテリー寿命と最適化されたマルチタスクパフォーマンスを享受できるようになると期待しています。また、市場の需要に合わせて、グローバルなモバイル顧客のニーズに応える準備を進めていく予定です。
SKハイニックスは、顧客との連携を通じて、タイムリーなAIメモリソリューションを提供し続けることで、オンデバイスAIユーザーに差別化された価値を提供することにコミットしています。
出典: 元記事を読む
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