この記事のポイント
- 中国の投資家がアフリカの二輪車市場に資金を投じ、ガソリン車から電動バイクへの移行を後押ししています。
- 現地組立工場への部品・バッテリー供給や、迅速なバッテリー交換サービス網の構築が支援されています。
- 上海の投資機関がアフリカ最大の電動二輪車サプライヤーSpiroに5500万ドルを投資し、生産拡大と大陸全土での換電ネットワーク構築を目指しています。
- Spiroは既に7カ国で10万台以上の電動バイクと2500カ所の換電ステーションを展開しており、来年までに90%の現地生産化を目指しています。
- 中国企業はアフリカを巨大な成長市場と捉えており、2030年までにアフリカ大陸の二輪車市場は現在の3倍近くに成長すると予測されています。
アフリカの「モペッド」市場、電動化への転換期
東アフリカでは「ボダボダ」、ナイジェリアなど西アフリカの一部では「オカダ」として知られるモペッドは、数百万人のアフリカ人にとって主要な交通手段です。近年、中国からの投資家がアフリカ大陸の巨大な二輪車市場に資金を投入し、エネルギー源をガソリンから電力へと転換させる動きが加速しています。
中国資本によるインフラ支援
投資家は、現地の組立工場に必要な部品やバッテリーを提供するとともに、迅速なバッテリー交換サービス網といったインフラ構築を支援することで、エネルギー移行を後押ししています。
Spiroへの大型投資と今後の展望
6月には、上海の投資機関である増途資本が、アフリカ最大の電動二輪車サプライヤーであるSpiroに5500万ドルを投資しました。Spiroはこの資金を活用して生産を拡大し、ガソリンバイクを電動バイクに置き換えるとともに、アフリカ大陸全土をカバーする換電ネットワークを構築することを目指しています。この取引は、中国のサプライヤーにとって、急成長に必要な製造能力と技術を提供し、一般的なサプライチェーンのボトルネック問題を回避する道を開きました。
現地生産化の推進とサプライチェーンの変革
Spiroは既に7つのアフリカ諸国で10万台以上の電動バイクと2500カ所の換電ステーションを展開しています。同社は来年までに生産高の90%を現地化することを目指しており、現在、バッテリーの現地生産について2つの中国サプライヤーと交渉中です。バッテリーに加え、主要サプライヤーは来年第2四半期までにタイヤ、バッテリー、IoTコンポーネントの現地生産を実現することに合意しています。部品の大部分が現地生産されるようになれば、アフリカはリチウムや銅などの原材料輸出国から、技術製品の生産国へと転換する助けとなるでしょう。
アフリカを「次の巨大な成長フロンティア」と捉える中国企業
Spiroの創業者であるギャガン・グプタ氏は、中国の電気自動車およびハードウェア企業はアフリカを「次の巨大な成長フロンティア」と見なしていると述べています。2030年までに、アフリカ大陸の二輪車市場は、現在の1600万~2000万台から5000万~6000万台に成長すると予測されています。「中国の強みはサプライチェーンにあります」とグプタ氏は付け加え、「彼らは私たちが展開する技術が成熟していることを保証してくれます。」
市場をリードする中国の主要メーカー
中国の主要メーカーは、最近ケニアで電動バイクブランドを立ち上げた雅迪(Yadea)や、アフリカ大陸で電動バイクと換電技術を提供してきたTycorunなど、アフリカの電動バイク市場に積極的に進出しています。台铃(Tailing)やKollterなどの企業も、現地の戦略的パートナーシップを活用して事業を拡大しています。
出典: 元記事を読む
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