AMD、Anthropicに次世代GPU「MI450」供給か、AI競争激化

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  • AMDがAI大手Anthropicに対し、次世代GPU「Instinct MI450」を供給するとの市場情報が浮上しました。
  • AI分野でのNVIDIAへの依存度を低減するため、AMDや自社開発チップなど多様な算力源を確保する動きが加速しています。
  • AMDのMI400シリーズは、前世代比で約2倍の演算能力と50%増のメモリ容量を実現しています。
  • ソフトウェアエコシステムにおけるNVIDIAのCUDA優位性は依然として大きいものの、AMDのROCmプラットフォームも追随しています。
  • AnthropicはNVIDIA GPUに加え、Amazon Trainium、Google TPUなども活用しており、算力源の多様化を進めています。

AMD、Anthropicに次世代GPU「MI450」を供給か

市場では、AMDがAI企業Anthropicとの間で、次世代GPUアクセラレータ「Instinct MI450」の供給契約を獲得する見込みであるという観測が流れています。AI分野における計算能力の需要が爆発的に高まる中、GPU供給の逼迫が続く状況下で、大手テクノロジー企業はNVIDIAへの依存度を徐々に低減させ、AMDのソリューションや自社開発チップといった多様な算力源の導入を進めることで、コスト削減と供給リスクの分散を図ろうとしています。

AMDのAI市場への積極的な参入とMI400シリーズ

AMDは近年、データセンターAI市場への参入を積極的に進めており、既にOpenAIやMetaといった顧客を獲得しています。特にMetaは、複数世代のInstinctアクセラレータを含む、約6GW規模の算力調達契約を締結しています。AMDは今年中に、CDNA 5アーキテクチャを採用したInstinct MI400シリーズ(MI450X、MI430Xを含む)をリリースする計画です。このシリーズは、演算性能とメモリ帯域幅の同時アップグレードを特徴としています。公式データによると、同シリーズはFP4で最大40 PFLOPS、FP8で20 PFLOPSに達し、演算能力は前世代のMI350シリーズの約2倍となっています。

MI400シリーズのメモリ性能とAMDの競争力

メモリ構成においては、MI400シリーズはHBM4を導入し、容量は288GB(HBM3e)から432GBへと50%増加します。同時に、メモリ帯域幅は19.6TB/sに向上し、前世代製品を大幅に凌駕します。さらに、単一GPUあたりの外部帯域幅は300GB/sに達し、大規模AIモデルのトレーニングと推論の効率向上に貢献します。AMDは今回、NVIDIAの次世代アーキテクチャと直接競合することを目指しており、メモリ容量とスケールアウト帯域幅において、競合製品の1.5倍となる優位性を打ち出しています。FP4/FP8の計算能力とメモリ帯域幅は同等レベルを維持しています。

ソフトウェアエコシステムにおける課題とROCmの追随

しかし、AMDが市場シェアをさらに拡大するためには、ソフトウェアエコシステムの壁を突破する必要があるというのが業界の見方です。NVIDIAが長年築き上げてきたCUDAエコシステムは、開発ツール、フレームワークサポート、エンジニアの習熟度において依然として明確な優位性を持っています。一方、AMDが採用するオープンソースのROCmプラットフォームは柔軟性があるものの、全体的な成熟度と使いやすさは追いつく段階にあります。

Anthropicの算力源多様化戦略

一方、Anthropicは近年、算力源の多様化に積極的に取り組んでいます。現在、NVIDIAのGPUに加え、Amazon Trainium、そしてGoogleとBroadcomとの提携によるTPUリソースも活用しています。同社は、数GW規模の次世代TPU算力契約を締結しており、2027年から順次稼働を開始し、Claudeモデルの開発をサポートしていく計画を明らかにしています。

AI業界における「脱NVIDIA依存」と将来展望

市場は、大手AI企業が「単一GPUへの依存」から、「複数ベンダー+自社開発チップ」の並行モデルへと移行していると見ています。これにより、単一ベンダーへの依存リスクを低減できるだけでなく、算力コストの抑制にもつながります。さらに、AnthropicとBroadcomの関係が深化するにつれて、将来的には自社開発ASICチップへの投資を強化し、長期的な算力自律能力を高めていく可能性も指摘されています。

出典:科技新报

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