2025年に入り、スマートフォン市場はようやく底を打った。IDCの速報では、2025年Q1が前年同期比1.5%増、Q2も同1.0%増と、成長幅は小さいながらプラス圏を維持している。台数の急回復は望みにくい一方で、端末の高付加価値化――とりわけオンデバイスAI、高性能カメラ(大型CIS)、5G-Advancedによる接続体験の強化――が確実に前進している。
アプリ/RF/パッケージ/イメージセンサーまで、スマホ向けサプライチェーンの投資判断は「数量」から「技術トレンド」へと軸足を移す局面になっている。本稿では、Apple・Qualcomm・MediaTekが牽引する“6Gプレマーケット(標準化確定前の先取り市場)”のシグナルを、直近1年の一次情報から読み解き、設計・製造の中長期需要を整理する。
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