近年の高度な人工知能(AI)の進化により、生成 AI や自動運転、映像解析などにおいて膨大なデータを一瞬で処理する能力が求められている。こうした処理の中核となるのが当然、AI チップであり、その性能を支える記憶装置、メモリが DRAM である。
しかし、AI の処理能力が上がる一方で、メモリ側がそのスピードや安定性についていけず、システム全体の足かせになるケースが増えている。
こうした課題を打破するため、次世代のメモリである「GDDR7」と「HBM4」が登場している。本稿では、この 2 つの次世代メモリが、どのように AI チップのこれまでの限界を押し広げているのか、を紹介する。
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