拡大するSEMICON Taiwanと揺らぐ技術安全保障――昨年との比較で見えた「光と影」

各国の政策動向

30周年を迎えたSEMICON Taiwan         

2025年9月、アジア最大の半導体展示会「SEMICON Taiwan」が台北で開催された。今年は30周年という節目であり、イベントは過去最大規模へと拡大した。出展企業は1,200社超、ブースは4,100以上、来場者は10万人規模と見込まれ、いずれも昨年を上回る数字である。AIやHPC向けの需要が世界的に高まるなか、台湾は依然として“世界の半導体ショーケース”であり、製造・実装・材料・装置までが一堂に会する生態系の結節点となっている。各社の発表やデモンストレーションは、微細化だけでは届かない性能向上を、実装の創意工夫で切り開く方向へと確実に舵が切られていることを示した。

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