この記事のポイント
- 2027年4月1日より、充電宝の安全基準が新基準(GB 47372—2026)に移行します。
- 新基準では、内部短絡や過充電による発火・爆発を防ぐため、より厳しい試験と保護機能が求められます。
- 使用推奨年限の表示が義務付けられ、安全な使用を促進します。
- CCC認証済みの充電宝は、現行の航空規定を満たせば引き続き機内持ち込みが可能です。
- 新基準への移行期間は12ヶ月設けられています。
充電宝の新基準、安全性をどう強化?
近年、充電宝(モバイルバッテリー)の普及に伴い、その安全性に関する懸念も高まっています。この度、強制性国家標準『移動電源安全技術規範』(GB 47372—2026)が正式に発表され、2027年4月1日から施行されることになりました。この新基準は、充電宝の安全性を飛躍的に向上させることを目的としています。
内部短絡・発火リスクを低減する新要求
充電宝が発火・爆発する主な原因の一つは、内部短絡です。新基準では、このリスクを低減するために、より厳格な安全試験が導入されました。具体的には、従来の試験よりも大幅に高い20kN(キロニュートン)の圧力に耐える擠圧(きっすい)試験が実施されます。さらに、一般消費向けのバッテリーとしては初めて、針刺し試験が導入され、バッテリー内部に物理的な損傷を与えた場合の安全性を検証します。また、300回の充放電サイクルを経た後の析出リチウム(リチウムがバッテリー内部に析出する現象)の検出が義務付けられました。これに加え、原材料の不純物や製造工程における管理要件も厳格化されています。
使用年限の「強制表示」がもたらす変化
充電宝は、使用回数が増えるにつれて容量が低下し、析出リチウムの発生などにより安全性も低下する傾向があります。新基準では、こうした経年劣化によるリスクに対応するため、以下の3つの主要な規定が盛り込まれました。
- 300回の充放電サイクルを経た後の析出リチウム検出試験の実施。
- 一定期間または一定回数使用した後に、充電電圧を自動的に低下させる機能の搭載。
- 推奨安全使用年限の強制表示。これにより、ユーザーは適切な時期に充電宝を交換するよう促されます。
過充電防止のための「ロック機能」が必須に
バッテリーの過充電は、温度上昇や電解液からの可燃性ガス発生を引き起こし、発火や爆発の危険性を高めます。このリスクを防ぐため、新基準では以下の対策が講じられました。
- 過充電試験における電圧を、充電制限電圧の1.3倍に引き上げ。
- 既存の保護回路に加え、さらに一層の保護回路の追加を要求。
- 万が一過充電が発生した場合でも、充電・放電ができなくなる「ロック機能」を搭載し、「病んだ状態」での使用を排除することで、安全性を確保します。
CCC認証済みの充電宝は機内持ち込み可能
新基準施行後も、以前に購入されたCCC(中国強制性製品認証)認証済みの充電宝は、現行の民間航空関連規定を満たしていれば、これまで通り機内持ち込みが可能です。
ただし、充電宝の不適切な使用、例えば衝突、強い擠圧、過充電などは使用リスクを高めるため、このような状態の充電宝の持ち込みは推奨されません。
なお、新基準の施行には12ヶ月の移行期間が設けられています。この期間中は、企業は新基準または従来の基準のいずれかを選択して製品の生産・販売を行うことができますが、移行期間終了後は、全ての製品が新基準に準拠して製造・販売される必要があります。
出典: 元記事を読む
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