この記事のポイント
- Rapidusは、2nm世代半導体の開発・製造に向けた2026年度のNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの計画・予算承認を取得しました。
- 承認されたのは、「2nm世代半導体統合技術・短納期製造技術(日米連携)」と「2nm世代半導体向けチップレット、パッケージ設計・製造技術開発」の2つのプロジェクトです。
- 2025年度には、2nm GAAトランジスタの検証や、600mm角パネルを用いたRDLインターポーザーの試作など、前工程・後工程ともに着実な進捗がありました。
- 今後は、2nmロジック半導体の量産技術開発を本格化させ、顧客向けのPDK(プロセスデザインキット)提供や、短納期生産システムの検証を進めます。
- CEOの小池敦義氏は、2027年の量産開始に向け、歩留まり向上や3Dパッケージング技術開発を進める意向を示しています。
NEDOによるRapidus FY2026計画・予算承認
Rapidus株式会社は、日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より、2026年度の事業計画および予算の承認を受けました。この承認は、NEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術開発(委託)」における2つの委託プロジェクトを対象としています。具体的には、「2nm世代半導体統合技術および短納期(TAT)製造技術の研究開発(日米連携)」と、「2nm世代半導体向けチップレット、パッケージ設計・製造技術開発」です。
前工程開発の進捗と今後の展望
前工程に焦点を当てた最初のプロジェクトは、2022年11月に日本の次世代半導体研究開発の一環として開始されました。2025年度には、北海道千歳市の同社工場(IIM-1)に設置された製造設備を用いて4月にパイロットラインの稼働を開始し、300mmウェハー上での2nmゲート・オール・アラウンド(GAA)トランジスタ動作の検証からプロトタイプ開発を進めました。その後、早期採用顧客向けにPDK(プロセスデザインキット)の提供を開始し、プロトタイピングを可能とする環境を構築するなど、年度目標である前工程の目標を達成しました。
後工程開発の進捗と今後の展望
後工程を対象とした2番目のプロジェクトは、2024年3月に開始されました。2025年度には、セイコーエプソン株式会社の千歳工場内にあるRapidus Chiplet Solutions(RCS)にて、半導体後工程の研究開発施設として2025年4月に製造設備の設置に着手し、量産技術確立に向けたパイロットラインを構築しました。さらに、業界初の600mm角パネルを用いた有機絶縁膜再配線層(RDL)インターポーザーの試作に成功し、3Dパッケージング技術や最新の後工程に対応したリファレンスフローの開発を継続しています。
本年度の計画・予算承認を受け、Rapidusは次世代2nmロジック半導体の量産技術開発を推進します。顧客の半導体設計に必要なPDKを一般公開し、開発した短納期(short-TAT)生産システムをパイロットラインで実装・検証します。後工程に関しては、RCSパイロットラインの本格稼働を開始し、2.xDおよび3Dパッケージ製造プロセスの検証、各アプリケーションに最適化された高効率・高性能チップレットパッケージの設計・テスト技術開発を行います。
CEOコメントと量産化への意欲
Rapidus株式会社の代表取締役社長CEOである小池敦義博士は、次のように述べています。「2025年度、Rapidusは日本初の2nm GAAトランジスタの検証成功や、業界初の600mm角パネルを用いた有機絶縁膜RDLインターポーザーの試作成功など、プロジェクトを着実に進展させることができました。経済産業省、NEDO、北海道、千歳市をはじめ、関係各位のご協力に心より感謝申し上げます。NEDOプロジェクト計画および予算の承認を受け、ウェハープロセスにおいては、プロトタイプの精度をさらに向上させ、歩留まり向上策を実装してまいります。チップレット分野では、2027年目標の量産開始に向け、着実に前進することを目指し、2nm世代半導体を含む2.xDおよび3Dパッケージング製造技術の開発を継続してまいります。」
Rapidus株式会社について
Rapidus株式会社は、世界最先端のロジック半導体の開発・製造を目指しています。設計、ウェハープロセス、3Dパッケージングなどのサイクルタイムを短縮するサービスを提供し、顧客と共に新たな産業を創造します。半導体の活用を通じて、人々の生活の充足、繁栄、幸福に貢献するために、挑戦を続けていきます。
Rapidus株式会社
本社: 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-1
設立: 2022年8月10日
事業分野: 半導体デバイス、集積回路、その他の電子部品の開発、設計、製造、販売
資本金(2026年2月27日現在): 2,749.5億円(資本準備金を含む)
出典: 元記事を読む
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