インド、1兆円超の半導体投資で「2.0計画」始動 – 世界地図に躍り出るか

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この記事のポイント

  • インド政府は1兆円超の財政支援を伴う「半導体2.0計画」を承認しました。
  • 国内の半導体生産能力の加速と、グローバルメーカーの誘致を目指します。
  • パンデミックによるサプライチェーンの脆弱性露呈を受け、各国が半導体確保に動いています。
  • 「半導体1.0」に続く本計画は、インドを「世界の半導体地図に載せる」ことを目指しています。
  • インドの半導体市場は、2023年の約380億ドルから2024-25年に450億~500億ドルへの成長が見込まれています。

インド、国内半導体生産加速へ巨額投資

インド政府は7月15日、国内における半導体生産を加速させるための新たな計画を承認しました。この「半導体2.0計画」では、130億ドル(約1兆円超)の財政援助が提供されます。インドは、グローバルな電子機器産業における主要国としての地位確立を目指しています。

「半導体2.0計画」で国内エコシステム強化

今回承認された「半導体2.0計画」は、5年前に開始された既存の取り組みを拡大するものです。この計画は、輸入品への依存度を減らし、半導体産業への投資を誘致することを目的としています。半導体は、現代において最も戦略的な重要性を持つ産業の一つと認識されています。

サプライチェーンの脆弱性、各国で半導体確保が急務に

世界的なパンデミックによる混乱や地政学的な緊張の高まりは、グローバルな半導体生産の脆弱性を浮き彫りにしました。これを受け、各国は半導体サプライチェーンの安全保障を確保するために競い合っています。

「世界の半導体地図に」インドの野心

「半導体2.0計画」は、インド国内の半導体エコシステムを強化することに重点を置いています。具体的には、国内での重要材料の生産を奨励し、グローバルな製造業者がインドに工場を建設することを誘致する方針です。

インド内閣は声明で、この計画が半導体産業への「継続的かつ長期的な支援」の必要性を認識しており、インドを「世界の半導体地図に載せる」ことを目的とすると述べています。ただし、資金の具体的な使途については詳細な情報は提供されていません。

過去の「半導体1.0」計画とその成果

2021年に開始された前回の半導体振興策「半導体1.0」では、半導体プロジェクトの建設費用に対し、最大でコストの半分を補助金として提供しました。

これらのインセンティブ策は、製造、パッケージング、関連分野を含む12の製造プロジェクトの開始を支援しました。これらのうち少なくとも3つは既に商業生産に入っており、その中には米国のメモリ大手マイクロン・テクノロジー社が設立した半導体組立・テスト施設も含まれています。

成長著しいインドの半導体市場

インドの半導体市場は、2023年時点で約380億ドルでしたが、2024年から2025年にかけて450億ドルから500億ドルへと成長すると予測されています。この成長市場を背景に、「半導体2.0計画」がインドの半導体産業にどのような影響を与えるのか、今後が注目されます。

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