この記事のポイント
- キオクシアがPCIe® 6.0対応のエンタープライズSSD「CM10シリーズ」を開発しました。
- 第10世代BiCS FLASH™ TLCフラッシュメモリを採用し、AIワークロードに最適化されています。
- 前世代比で最大約92%の性能向上を実現し、NVIDIA CMX™アーキテクチャーにも対応します。
- コールドプレートによる直接液冷(DLC)方式に対応し、効率的な冷却システム構築が可能です。
- AIモデルの拡大に対応し、高性能なコンテキストキャッシュストレージとしての需要に応えます。
キオクシア、PCIe® 6.0対応エンタープライズSSD「CM10シリーズ」を発表
キオクシア株式会社は、最新の第10世代BiCS FLASH™ TLCフラッシュメモリを搭載したエンタープライズSSD「KIOXIA CM10シリーズ」を開発しました。このSSDは、AI推論やコンテキストキャッシュなど、高い性能が求められるエンタープライズおよびAIワークロード向けに設計されています。NVIDIA CMX™コンテキストメモリストレージアーキテクチャーに対応しており、前世代のKIOXIA CM9シリーズと比較して、性能、電力効率、冷却の柔軟性において大幅な向上を実現しています。本製品は、限定顧客向けにサンプル出荷を開始しており、2026年8月4日から6日まで米国で開催される「FMS: The Future of Memory and Storage」で展示される予定です。
AIインフラの進化を支える革新的な技術
KIOXIA CM10シリーズは、キオクシア初のPCIe® 6.0対応エンタープライズSSDとして、コールドプレートによる直接液冷(DLC: Direct Liquid Cooling)方式に対応しています。これにより、次世代AIインフラ向けに、より効率的な冷却システムの構築が可能になります。前世代のKIOXIA CM9シリーズと比較して、シーケンシャルリードで最大約92%、ランダムリードで最大約85%の性能向上を実現し、データ集約型のAI推論やエンタープライズアプリケーション処理を高速化します。この性能向上は、システム全体の効率向上に大きく貢献します。
拡大するAI需要に対応するストレージソリューション
AIの進化に伴い、AIモデルは数兆パラメーター規模へと拡大し、コンテキストウィンドウも数百万トークン規模へ広がっています。このような状況下で、高性能なコンテキストキャッシュストレージへの需要は急速に高まっています。超高速フラッシュストレージを活用し、GPUメモリを拡張するメモリ階層が構築されるNVIDIA CMX™のようなアーキテクチャーにおいて、エンタープライズSSDはAIインフラの重要な構成要素として位置づけられています。KIOXIA CM10シリーズは、大規模なAI導入に求められる性能、容量、耐久性を備え、進化するAIワークロードの要件に的確に対応します。
出典: 元記事を読む
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