この記事のポイント
- 第9回中国国際輸入博覧会にパナソニックが9年連続出展、903平方メートルの大型ブースを展開
- AIインフラ向けにMEGTRON基板材料やTGVガラスコア基板、高密度液冷ポンプなどを展示
- AIサーバー基板対応マウンター「NPM-GW」や独自センシング搭載の溶接ロボットを披露
- 五感没入型住空間「Reboot Space」など健康スマートライフ関連技術も提案
電子部品・ソリューション・スマートライフの3領域で技術を集中展示
第9回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日まで上海国家会展中心で開催されます。パナソニックは消費財展示エリア(5.1館)に出展し、「時代の課題を理解し、技術で答えを出す」をテーマに、903平方メートルのブースを構えます。今回は「電子部品」「ソリューション」「スマートライフ」の3大方向を中心に、最新の技術成果を集中的に展示します。
AIデータセンター向け部材や車載電池などインフラ技術を公開
パナソニックのブースは、「AIインフラ電子部品」「先進製造・ソリューション」「健康スマート住空間」の3つのエリアで構成されます。
計算能力インフラ分野では、電気二重層キャパシタ(EDLCスーパーキャパシタ)、MEGTRONシリーズ基板材料、TGV(Through Glass Via:ガラス貫通電極)ガラスコア基板などの電子部品を展示します。さらに、人工知能データセンター(AIDC)の高密度放熱ニーズに対応する液冷ポンプやキャンドモータポンプなどの液冷設備も披露します。また、車載電池ソリューションでは、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(EV)など、多様な車種に対応する製品を展開します。
AIサーバー対応の先進製造技術と商用・航空向けソリューション
先進製造分野では、大型基板対応マウンター「NPM-GW」を出展し、AIサーバー向け大型プリント基板(PCB)の生産対応力をアピールします。さらに、パナソニック独自のレーザーセンシングシステムを搭載した溶接ロボットを展示し、溶接箇所のリアルタイム追従や溶接プロセスの自適応調整技術を紹介します。
商用冷凍・冷蔵分野では、傘下のHussmann(ハスマン)がCO₂自然冷媒を採用したコンデンシングユニットやスマート小売向けショーケースを展示します。また、航空機内エンターテインメントシステム「Astrova」のシミュレーターが、今回の輸入博覧会で中国初公開を迎えます。
健康スマート住空間の提案と中国市場における事業戦略
健康スマート住空間エリアでは、「1+N+X」スマート健康空間ソリューションを発表し、書斎、キッチン、寝室、高齢者配慮型バスルームなどの実機シーンを設営します。スマートロックや環境センサーなどの関連製品も併せて展示するほか、五感没入型住空間ソリューション「Reboot Space」を2027年4月に市場投入する計画です。加えて、空調設備や洗濯乾燥・清掃家電、LUMIXカメラ、Technicsオーディオ製品なども同時に展示されます。
なお、パナソニックは11月6日に戦略発表会を開催し、パナソニックホールディングス執行役員で中国・北東アジア総代表を務める中山正春氏が、中国市場における戦略と事業展開を説明する予定です。同社は長期的な技術蓄積を生かし、計算能力の向上や産業の低炭素化、健康な住まいといった市場ニーズに向けてシステム化ソリューションを提供し続ける姿勢を示しています。
出典: 元記事を読む
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