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2026年世界インターネット大会烏鎮サミットが開幕、身体性AIやオープンソースに熱視線

2026.11.03
この記事を読むのにかかる時間: 3 分

この記事のポイント

  • 2026年世界インターネット大会烏鎮サミットが開幕し、54カ国・地域から671社・機関が参加
  • 人とのラリーが可能な二足歩行ロボットなど、30種類以上の身体性AI(具身知能)ロボットが集結
  • DeepSeekによる推論フレームワークの全面オープンソース化など、AI技術の普及に向けた動きが加速
  • AIの適用領域が仮想空間から物理世界へと広がり、自動運転や無人インフラなど産業実装が本格化

進化する知能世界への新たな入り口:身体性AIロボットの台頭

秋が深まるなか、中国・烏鎮(Wuzhen)が再び世界のインターネット業界の注目を集めています。2026年11月3日、「2026年世界インターネット大会烏鎮サミット」が開幕しました。今年のテーマは「オープンソースと開放、共建と共有――サイバー空間運命共同体の共同構築に向けて」であり、デジタル知能時代の最先端の重要トピックを取り上げ、AIの発展とガバナンスに対する国際社会の関心に焦点を当てています。

開幕式やメインフォーラムに加え、エージェント(Agent)の相互信頼・相互接続・相互運用に関するグローバル協力イノベーション、ロボットと身体性AI(Embodied AI)、時空知能、デジタルトランスフォーメーション技術による環境配慮型・低炭素開発の促進など、27の分科会が開催されています。

これに先立ち11月2日に開幕した展示会「インターネットの光博覧会」では、智元、优必选(UBTECH)、宇树(Unitree Robotics)、中科第五纪などによる30種類以上の身体性AIロボットが登場し、知能世界を体感する新たなインターフェースとして来場者と交流しました。なかでも、人間と自律的にバドミントンのラリーができる世界初の二足歩行ヒューマノイドロボットが注目の的となりました。このロボットは卓球にも対応しており、フォアハンドとバックハンドを切り替えながら連続した攻防を展開できます。

同博覧会には54の国と地域から671社の中外企業・機関が出展し、衛星インターネット、量子通信、6G、エージェント、大規模言語モデル(LLM)、身体性AI、サイバーセキュリティガバナンスなど、1000件以上の新技術・新製品が発表されました。

オープンソースを積極的な責任に:DeepSeekの取り組みと科学研究へのAI応用

オープンソース化は、デジタル知能時代における極めて誠実な意思表明といえます。技術の進歩は新たな情報格差(デジタルデバイド)をもたらす可能性がありますが、オープンソースと開放性こそが技術の恩恵を世界に行き渡らせ、障壁を取り払うための積極的な責任となります。

今回のサミット開幕に先立ち、深度求索(DeepSeek)は、従来の大規模モデル向けコンパイルツールや推論カーネルライブラリのオープンソース化に続き、社内推論フレームワークを全面的にオープンソース化し、同時にエンコード・デコードコンポーネントも開放すると発表しました。これは中国のAI企業が大規模モデルの普及と民主化に尽力している力強い実践例です。

さらに、サミットでは「科学研究を加速する人工知能」フォーラムも開催されます。科学研究の支援からプロセスの組み込み、そして科学的発見そのものへと深化するなかで、AIは単なるツールを超えて研究の協働者となり、「AI for Science(科学研究のためのAI)」として研究パラダイムの変革を担っています。

また、繊維・ニット産業で有名な浙江省の濮院ファッションセンターなど、伝統産業とAIの融合も進んでいます。店舗にはAI試着ミラーが設置され、画面をタッチするだけで選んだセーターの着用イメージを確認できるほか、裸眼3Dディスプレイや「火眼哨兵」AI防災・防犯システムなどが導入されています。こうした実用的なデジタルアプリケーションは、強力な計算能力と大規模モデルに支えられたインフラ基盤によって実現されています。

物理世界へ広がる産業実装と恩恵を分かち合うデジタル協力

「2026年世界インターネット大会傑出貢献賞」の応募内容からも、従来のインターネットイノベーションの境界が再編されつつあることが見て取れます。今年の応募では依然としてAIが最頻出のキーワードとなりましたが、従来の業界特化型アプリケーションからインフラ基盤の整備へと重心が移るとともに、仮想空間にとどまらず物理世界へ大規模に関与していく明確なトレンドが示されました。

会場では、AI画像認識システムとレベル4(L4)自動運転技術を搭載した空地一体型の無人パトロール車両、独自開発の炭素繊維複合材料を採用したドローン、「無人機+無人艇+深海潜水艇」を統合した無人装備システムなど、多様な産業現場に向けたイノベーションが披露されました。

11月2日午後には「サイバー空間運命共同体の共同構築」における優良事例が発表され、ナイジェリア農村部におけるエネルギー・通信網一体型のインフラ建設プロジェクト、Armのニューラルネットワーク技術、カスペルスキー(Kaspersky)のグローバルフィードバックメカニズムなどが選出されました。これらはすべて、デジタル協力による利益の共有と格差解消を目的としています。

出典: 元記事を読む

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