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インフィニオン、NVIDIA MGXエコシステムに参画 次世代AIサーバーの800V給電を変革

2026.09.25
この記事を読むのにかかる時間: 3 分

この記事のポイント

  • インフィニオンがNVIDIA MGX AI Factoryエコシステムに参加
  • 800 VDC給電アーキテクチャに対応し、次世代AIデータセンターの電力供給を変革
  • Si、SiC、GaNの全材料を網羅し、電力網(グリッド)からコアまでの電力変換を最適化
  • 800 Vから50 V、12 V、さらに6 Vへの高効率変換により高密度AI導入を支援

次世代AIサーバーラックに向けた給電アーキテクチャの変革

ドイツのインフィニオン テクノロジーズ(Infineon Technologies)は、次世代AIデータセンター向け給電アーキテクチャの変革を支援するため、NVIDIAのMGX AI Factoryエコシステムに参加したことを発表しました。インフィニオンのパワーマネジメントソリューションは、自律型AI(エージェンティックAI)時代に向けたオープンかつモジュール式の参照アーキテクチャである「NVIDIA MGX™アーキテクチャ」および「800 VDC電源アーキテクチャ」をサポートします。

800 VDC MGX互換電源ラックは、既存のAIインフラにおける演算性能と電力密度の拡張を支援し、将来のAIインフラに向けたアップグレードパスを構築します。

グリッドからコアまで:電力変換の高効率化

インフィニオンのPower & Sensor Systems事業部プレジデントであるアダム・ホワイト(Adam White)氏は次のように述べています。「NVIDIAのエコシステムメンバーとして、インフィニオンはAIイノベーションの次のフェーズに必要とされる、電力網(グリッド)からプロセッサコアに至る給電システムの再定義に取り組んでいます。AIモデルの規模と複雑さが増し続ける中、データセンターは同一の物理的スペース、電力、冷却の制約内で、劇的に高い演算性能を提供しなければなりません。NVIDIAのモジュール式MGXアーキテクチャと当社の電源ソリューションを組み合わせることで、データセンター全体の電力フローにおけるエネルギー効率の高い電力配分を大幅に強化できます。今後もNVIDIAとの協業を継続し、MGXを活用したさらなる革新を市場へ投入できることを期待しています」

インフィニオンは、シリコン(Si)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)を含む関連するすべての半導体材料を活用し、グリッドからコアまでの電力変換における深い専門知識を有しています。この包括的なアプローチにより、本格的な800 VDCアーキテクチャへの移行を加速させます。

具体的には、1 MHzに近いスイッチング周波数で動作するインフィニオンのGaN技術を活用することで、業界トップクラスの効率を持つ超小型バスコンバータを実現します。また、インフィニオン独自のSiC JFET技術と専用制御ICの組み合わせは、ネイティブ800 Vサーバーボードの保護機能やホットスワップ機能に最適です。同社のパワーマネジメントソリューションは、800 Vから50 V、12 V、さらには6 Vまで電力を変換します。

NVIDIA 800 VDCアーキテクチャへの対応

インフィニオンは、NVIDIA MGXをベースとするシステムにおいて、800 VDCから中間バス電圧およびコア電圧に至る完全な電力変換フローをサポートします。これにより、電力変換ステージの削減とラック近傍へのDC電力供給が可能となり、電力効率の向上、インフラの簡素化、そしてより高密度なAI導入が実現します。

NVIDIAの800 VDC MGX互換電源ラックは、本格的な800V DC AIファクトリーの整備を待つことなく、既存のAIインフラにおける演算性能と電力密度の向上を可能にします。これにより、現在のインフラ投資を保護しながら、将来のワークロードに備えたハイブリッド電源アーキテクチャを実現し、高密度アクセラレーテッドコンピューティングへのアップグレードパスを提供します。

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