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中国ショートドラマ配信が急増、年初8カ月で43万本に達しAI制作が9割超

2026.09.18
この記事を読むのにかかる時間: 2 分

この記事のポイント

  • 2025年のショートドラマ市場規模は1,000億元を突破する見通し
  • 今年1〜8月のショートドラマ配信数は前年年間の13倍となる43万本、9割超がAI制作
  • 取り下げ処分を受けた違反コンテンツの9割以上がAIドラマに起因
  • 新規定『微短劇発展管理弁法』の施行により、各話へのAI生成表示が義務化

市場規模は1,000億元へ、ショートドラマの配信数が前年比13倍に急増

中国国務院新聞弁公室で17日に開催された記者会見において、国家広播電視総局網絡視聴節目管理司の王小亮司長は、今年1〜8月に配信されたショートドラマが合計43万本に達したことを明らかにしました。これは前年年間の13倍に相当する規模であり、このうちAI技術を活用したドラマが9割以上を占めています。

王司長は、「ショートドラマは国民から非常に親しまれており、中国国内の利用者は現在8億人を超えています。2025年には、ショートドラマの市場規模が1,000億元を突破する見込みです」と述べました。

AI活用によるコスト低減と表現革新、一方で権利保護の課題も

ショートドラマ市場が活況を呈する中、制作現場では人工知能(AI)技術の応用が急速に進んでいます。AI技術の導入は、表現手法の革新や制作コストの低減、効率化に寄与している一方で、コンテンツの品質維持や権利保護といった新たな課題ももたらしています。

こうした状況を受け、王司長は「実写ドラマこそが高品質コンテンツ制作の主軸であり、強力に支援していく方針です。『ショートドラマ高品質制作配信計画』を推進し、プラットフォーム側に実写専用枠の開設を指導するとともに、手厚い資金支援を行うことで、優れた作品が市場で適切に評価され利益を得られる環境を整備します」と説明しました。

AIドラマへの規制強化と『微短劇発展管理弁法』の施行

王司長はAIドラマの発展とガバナンスについて、イノベーションの促進と最低限のルールの順守を両立させる重要性を強調しました。AIドラマに対して明確な注記を義務付けるとともに、配信プラットフォームに対して肖像権や音声利用の許諾管理を徹底させ、全工程での確認を行うよう求めています。

健全な市場環境の構築に向け、有害・低俗な内容、未成年への不適切な表現、著作権侵害などを重点的に取り締まった結果、今年これまでに全ネット上で規約違反のショートドラマ6.8万本が取り下げられ、プラットフォームの指導を通じて1,200以上のアカウントが処分されました。処分されたコンテンツの9割以上がAIドラマに起因するものでした。

政策面では、9月1日に『微短劇発展管理弁法』が正式施行され、ショートドラマの統一ロゴ「苔花標」の運用も開始されました。同規定では、AI技術を用いて生成・制作されたショートドラマに対し、制作事業者および配信事業者が国の関連規定を遵守し、各話の見やすい位置にAI生成である旨の表示を付与することが義務付けられています。

プラットフォームの責任明確化とグローバル展開の推進

王司長は、コンテンツ管理において配信プラットフォームが主体的な責任を負うことを指摘し、業界環境の健全化を進める姿勢を示しました。さらに、ショートドラマの高品質化、大衆化、国際展開を後押しし、優れたコンテンツの創出を促す方針です。国際展開においては、AI技術を新たな原動力として活用し、中国のショートドラマが海外市場で確立している優位性をさらに強固にしていく考えを示しました。

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