なぜレガシー半導体は今も重要なのか?
微細化が進む半導体産業は最先端のテクノロジーが求められ、最新鋭の設備や装置が必要である――半導体産業というものを考えたとき、こう浮かぶのが普通であろう。そして、これは間違っていない。このため、5nm や 3nm といった最先端プロセスが話題となるのが通常だ。
しかしながら90 年代に確立された製造技術がいまだに産業の基盤を支えていることも事実なのだ。そして、この現象は単なる技術の遅れではなく、産業構造や経済合理性によるものである。
本記事では、いわゆる「レガシー半導体」の存続理由を探り、半導体産業への影響を考察する。
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