スマートテキスタイルが量産段階へ―半導体が打つべき施策とは

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IDCによると、スマートウォッチを中心に拡大してきたウェアラブル市場は、2024年のスマートウォッチ出荷が前年比4.5%減となり、2025年のウェアラブル全体の成長も4.1%増にとどまる見通しである。これは“単に装置に機能を搭載する”だけでは、差別化が難しくなっていることを示しており、「装置」から身体に最も長時間・広面積で触れる「衣服(テキスタイル)」側へセンシングの主戦場が移りつつあることを示していると言える。

そして、この「衣服」への移行の課題は明確で、①洗濯・伸縮・摩耗に耐える実装、②装着感(快適性)を損なわない薄型・柔軟性、③量産しやすいサプライチェーンの3点を同時に満たすことなのだ。

本稿では、「衣服」移行へ向けた国内外の実証・製品化動向と量産へ向けた動きを整理する。

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